エスポアこにし ブログ

兵庫県姫路市の酒屋「エスポアこにし」スタッフのブログ。 日本ソムリエ協会認定ソムリエ。 ワインや日本酒に囲まれ日夜奮闘中。 他では手に入らない現地買い付け直輸入ワインも取り扱い。 日々の出来事、お酒の紹介、当店主催のワイン試飲会など、楽しくお伝えしています。 【ワインとお酒 エスポアこにし】 姫路市飾磨区付城1-68/TEL079-237-0010/日曜・第3月曜定休/OPEN9:00-19:00

ワイン

勉強会

火曜日は定休日。ですが月に1回、大阪で酒専門店の勉強会があります。子供が小さいからなかなか時間がとれず、久しぶりに参加してきました。

ワインや日本酒の講座、食品の講座など盛りだくさん。また同業者の方との情報交換ができるのもこの勉強会のいいところ。先輩方や同世代の方と色々なお話をさせていただきました。毎回ほんとに勉強になります。

ワインのテーマは「クローン」。大雑把に言うとたとえばピノ・ノワール種にも何十種かのクローンがあり、微妙に風味が違ってくるのです。たとえば新しくワイナリーを始めようとすれば、苗木屋さんからぶどうの苗を買って植えるわけですが、その苗は同じピノ・ノワールでも「777」とか「511」とかのクローンが色々あると。かなり難しいお話でした。まぁ一般のお客様にはまったく関係のない話で、我々酒屋やソムリエさんなどプロレベルの方は知識で持っておいたほうがいいくらいのものなんですが・・・。

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で、ピノノワールのクローン違いを飲み比べ。フランス・ブルゴーニュのものとアメリカ・カリフォルニアのものを比べます。産地や生産者が違うので元々方向性が違うんですが貴重な経験。

ブルゴーニュのものが「現代的、エレガントな風味」といった感じで好みでした。当店でも扱っています。”レ・プレット”というこの地区の1級畑の中でもとても小さな畑のもの。

■ニュイ・サンジョルジュ プルミエクリュ”レ・プレット”2008 ドメーヌ・ガショ・モノ  ¥8,400

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講師は花崎一夫先生。元サントリースクール校長の洋酒部門のエキスパート。洋酒に関する本もいくつか書いておられ、ワインに限らず洋酒の知識は半端ないです。

その後は商品の展示会。ワインや食品など色々発見できる場です。これまでもこの展示会で見つけて、いくつかウチの定番商品になったものがあります。
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ワインでだいたい毎回15種類。じっくりそれぞれを味わうにはこれくらいでちょうどいいかもしれません。いいのがありました。新規取り扱い決定です!

日本酒などもあるので終わると若干へべれけなのです。がんばって帰らねばいけません!

ワインスクール締切間近!

4月開講のワインスクールが締め切り間近となっています。ご希望の方は3月20日までにお申し込みください。

今回は【初級】【中級】【上級】の3クラスを募集します。どのクラスもまだ若干空きがございますので、迷っている方はこの機会にどうぞご参加ください。

【内容】
毎回5種類程度のワインを試飲しながら簡単な講義を聞いていただきます。
ワインを覚えるなら飲み比べることが一番の近道!各コースとも一度通うと全5回で計25種類のワインが試飲できます。
このワインスクールは「お勉強」よりも「楽しむ」ほうがメインです。お酒も入り和やかな雰囲気で会は進んでいきます。ワインを通じて色々な人と出会えるのもこの会の隠れた魅力です。
初級コースでは平均2,000円程度のワインを使用しますので、もし一人で買えば2,000円×25種類=50,000円かかるところが、たった15,000円で済むので大変お得です。
ワインの基本から世界各地のワインの個性まで、知らず知らずのうちに覚えられます。
軽い食事(パンとチーズ)付。

■初級コース3期生
日時:4/3(日),5/15(日),6/5(日),7/3(日),9/4(日) 14:00~15:30
受講料:15,000円(3,000円×5回)
※初級コースの方はスクールで使用する「国際規格テイスティンググラス6個(4,092円)」をご購入いただきます。お手数ですがグラスは毎回ご持参ください。

■中級コース2期生(初級コース卒業生対象)
日時:4/3(日),5/15(日),6/5(日),7/3(日),9/4(日) 16:30~18:00
受講料:20,000円(4,000円×5回)

■上級コース1期生(中級コース卒業生対象)
日時:4/10(日),5/22(日),6/12(日),7/10(日),9/11(日) 16:30~18:00
受講料:25,000円(5,000円×5回)

 

初級コース

中級コース

上級コース

最上級コース

(今回募集なし)

第1回

ワインの開け方

フランスワインⅠ

ドイツワイン

自然派ワイン

第2回

ワインができるまで

フランスワインⅡ

スペインワイン

ボルドーワイン

第3回

世界のワイン産地

イタリアワイン

ニューワールドの

ワインⅠ

ブルゴーニュワイン

第4回

ブドウ品種Ⅰ

ワインと温度

ワインとグラス

ニューワールドの

ワインⅡ

日本のワイン

第5回

ブドウ品種Ⅱ

料理との相性

ワインの熟成Ⅰ

ワインの熟成Ⅱ


※会場:エスポアこにし2Fセミナールーム
※定員:各コースとも10名
※講師:小西将之(日本ソムリエ協会ワインアドバイザー)
※欠席の場合の返金はできかねますが、代わりの方の参加は大歓迎です。代わりの方もおられない場合はワイン10%OFFのチケットを次回スクール時にお渡しします。
※受講料を収めた時点でお申し込み完了となります。3月20日までにお申し込みください。
※店頭、電話、eメールなどでお申し込みください


ワインバー ドゥ・コション

試飲会のあとは懇親会。たいがい盛り上がったにも関わらずさらに京都のワインバー「ドゥ・コション」さんへ。めっちゃいい感じのお店です。ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)を中心にした品揃え、料理、雰囲気、お店の方の対応など、個人的に好きなお店です。姫路にこういうお店があればいいのにな~、と大阪や京都へくるたびに思います。
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20人も入れば一杯かと思われる店内になんと35人!当然のことながらスタンディングです。みなさん元気ありあまってます。エネルギッシュな先輩方を見習わなくては!おおかた3時間くらいお邪魔したでしょうか?ワインは特別に持ち込ませていただきましたが、何十本ワインが開いたんでしょう?聞くのも恐ろしい・・・

その後11時ごろに解散。半分くらいはさらにカラオケへ。翌日酒蔵見学が入っているのでぼくはパスしましたが、最後は2時くらいだったそうです。酒屋パワー恐るべし・・・

ドゥ・コションさん、ありがとうございました。というかご迷惑をおかけしました


ワインバー「ドゥ・コション」 四条烏丸
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26005932/

京都へお立ち寄りの際はぜひ!


京都へ

先週火曜日と水曜日、京都で同業者の新年勉強会でした。ワインを一緒に蔵元から直輸入している、大切な仲間の方々です。自分より先輩方がほとんどではありますが、ワインに対する熱い想いや、貴重なアドバイスをいただいています。関東の方が多く、年に1回しか会わない方も多いですがたくさんエネルギーをわけてもらいました。感謝です。

会場は平安神宮会館
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時間がなくてゆっくり観光できませんでした。

フランス コート・デュ・ローヌからP1180014生産者も来日してセミナー。








そして100種を超えるワインの試飲。なんせ多い・・・。へべれけになりながら何とかお目当てのワインは試飲できました。
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ワインの試飲には人それぞれやり方があります。飲み込まずに舌で味わって吐いてしまう人もいますが、それではのど越しまではわかりません。本当においしいワインをお客様にお届けするためには舌先だけではなく売り手であるわれわれ酒屋もしっかりと飲み込まなければいけないと思うのですが・・・どうでしょうか?。

飲み込んだ後の余韻、アルコールの広がり方などは様々です。余韻が心地よいもの、苦味、渋みなどが残ってしまうもの、アルコール感の強すぎるものなどなど・・・。つまり体を張らなければわからないわけです。自分のアルコール摂取量にも限度がありますので、最近はたくさん用意してある試飲会でも、お目当てを絞って1日50種類くらいまでの試飲に抑えています。数をこなしすぎると舌もバカになってきて逆にわからなくなってしまいます。

試飲しながらいろんな方とご挨拶や情報交換をさせていただきました。本当に尊敬できる、素晴らしい売り手の方たちです。色々勉強させていただきました。ありがとうございました。




2Fプチワイン会

先日、2Fで友人との「ワイワイ」でした。ワインは友人が用意したもの。テーマはボルドー2005年の飲み比べでした。同じボルドーの中でも右岸・左岸・品種・造り手などの条件でまったく違うワインとなります。一般的に「当たり年」といわれる2005年ですが・・・やはり飲んでみないとわかりませんね。あれ?と思うのもあったり、さすがの味わいのものもあったり。おもしろかったです。なんでも「テーマ」「目標」をもって取り組むことが大事ですね。ただ飲んだくれてるだけではありませんよ!これは声を大にして言っておこうと思います(笑)まぁ紙一重なんですが・・・

ワインたち、ほとんどがハーフボトルです
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チーズたち 写真撮ってませんがナビスコのクラッカーに色々乗せたり、買ってきたピザで楽しみました
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最近取り扱いをはじめたオリーブやタプナード(地中海沿岸でつくるオリーブ主原料のペースト、パンに塗ったりします)も一緒に。特にタプナードが絶品。ほどよい塩辛さで、特に辛口の白ワインと相性がいいです。ぜひ一度試してみてください。まさに本場の味です。

プロヴァンスミックスオリーブ 250g ¥1155
タプナード 90g ¥735

結果、少し飲みすぎました(笑)

オーストラリアン

先週日曜日は今年最初のワインスクールでした。テーマは初級コース「ワインと温度」、中級コースが「オーストラリア」。

中級のワイン。すべてオーストラリアでございます。
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左から
マッキノンズ シャルドネ ¥1029
パイクス ピノグリージョ ¥2205
マッキノンズ シラーズ ¥1029
ジュブナイル ¥3500
リュー・ディ・マラコフ シラーズ ¥6300

温暖な気候の産地が多くシラーズ(フランスでシラーと呼ばれる品種)の赤ワインが世界的に有名で、高く評価されています。ひとことでいうと「わかりやすい」味。

果実味が強く、ドライレーズンのような濃厚な味わい。しかしそれほど渋みが強くなく、赤ワイン入門としてはぴったりだと思います。コストパフォーマンスがいいのも嬉しい。1000円ちょっとの白・赤とも価格のわりにすごく生徒さんの評価が高かったです。

安旨の白・赤「マッキノンズ」
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5点満点中平均4点の優等生です

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これ、めちゃくちゃおいしかったです。いや、なっていたというべきでしょう。4年前の入荷当初は濃すぎて、正直おいしいと思いませんでした。セラーでの「熟成」という魔法によりおいしく変身していました。

アメリカのワイン商テルラートとフランス・ローヌの雄ミッシェル・シャプティエが共同でつくったワイン。おそらく今はもう日本に輸入されていません。それ以前にもうつくられていないかも・・・。たしかな情報がないのでなんともいえませんが、このヴィンテージ以外は見たことがありません。

シラーズの濃厚な果実味。けれど粗い果実味ではなく凝縮感がありながらきちんと酸があり上品さもある。ミッシェル・シャプティエはフランス・ローヌ地方屈指の生産者(手間のかかるビオディナミ農法を所有するすべての畑で行っています)で、さすがです。樽熟成による風味も絶妙。新樽熟成のワインにありがちに過剰なトーストのニュアンスではなく果実味と最高のバランスをともなった「洗練」を感じさせてくれる。

飲んだ瞬間、教室がシーンとなりました。その後、「これ、おいしい!」を連発。アンケートではワインスクール史上初の全員が5点満点をつける快挙を達成しました!

本当にうっとりです・・・。素晴らしいです。自分も年を重ねるごとにこういういい熟成の仕方をしたいものですね。

福袋

去年から「福袋」を年初にしています。これ、ヤバイくらいお得です。
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すでに市場から消えたレアワインなどが入り、しかもすべてのワイン・日本酒に銘柄・特徴・おいしい飲み方の説明書きがついています。
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ワイン3本(赤3種、もしくは赤2種+白1種)
■¥3,000(¥5,000相当)
■¥5,000(¥8,000相当)
■¥10,000(¥15,000相当)

一例(¥5,000の福袋)
・ソミュール 1989(フランス ¥4,200)
・シャトー・マンスノーブル レゼルブ 1997(フランス ¥4,200)
・ドメーヌ・ド・キャトル・ヴォン カベルネ・ソーヴィニヨン 2006(フランス¥1,800)

日本酒もあります!

日本酒3本(720ml×3種)
■¥3,000(¥5,000相当)
■¥5,000(¥8,000相当)
■¥10,000(¥15,000相当)

一例(¥10,000の福袋)
■龍力 大吟醸・生 上三草 氷温10年熟成(¥15,000)
■越の誉 大吟醸・生(¥1,575)
■芳水 純米・冷卸 氷温5年熟成(¥2,000)

などなど、めっちゃお得な内容です。絶対に損はさせません!これをお得といわずして何をお得というのでしょう(笑)

以上、新春福袋のご紹介でございましたー!

携帯電話さまさま?

最近、「こないだレストランでこのワイン飲んだんですけど、似たような味のものありますか?」といったお問い合わせをよく受けます。ありがたいことです。

携帯電話にカメラ機能がついてますのでみなさん写真を撮って保存されてるんですね。中には飲んだワインを全部撮っているというお客様も・・・関心します。

先日はこのワインでした。
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小さい字がぼやけていて生産者ははっきりとわかりません。あいにくまったく同じワインはなかったのですが産地と価格を目安においしい一本を選ばせていただきました。

ラベルの名前を覚えるのは難しいですし、好みのワインをショップに伝える手っ取り早い方法かもしれません。まったく同じワインが無かったとしても、産地やぶどう品種からお好みのワインをお選びします。なんでもご相談くださいませ

リーデル社グラスセミナー

リーデルというワイングラスのメーカーをご存知ですか?その機能性から世界№1ワイングラスメーカーの名をほしいままにしているオーストリアの会社です。当店でも取り扱っています。

そのリーデル社の社長が日本に来られ、グラスセミナーをされるというので広島まで行ってきました!「なんで広島?」と思いますよね。ほんとは京都会場で申し込んだのですが、すでに満席で広島まで行くはめになってしまったのです。

実は広島は学生時代4年間過ごした土地でもあります(広島市じゃないですが)。しかし繁忙期につきもちろん日帰り・・・。友達と夜に一杯なんてやりたいところですがそうも行きません、残念。

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ワイングラスがお出迎えです。これだけ箱が並ぶと迫力あります。

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いやー、衝撃を受けました。グラスが変わるとワインが別物になるのは理解していましたがここまで変わるとは。改めて勉強になりました。

一つだけプラカップがあるのを除けば他はすべてリーデルのグラスでした。例えばカリフォルニアの樽香のきいた白ワインをふちの広い大振りなグラスで飲むと最高においしく感じますが、少し小ぶりなチューリップ型のグラスで飲むと香りもたたないし味もやたらとぼてっとした味になったり・・・。

何でもそうかもしれませんが、やはりいいワインはそれにふさわしいワイングラスで楽しみたいです。問題は割れやすいことと高価なことですが・・・。

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リーデル社のゲオルグ・リーデル社長と。すごく気さくでいい感じの方でした。

年明け、2月頃に当店でリーデルのグラスセミナーを開催予定です。また決まり次第お知らせします。自分が体感して感動したことを、今度はお客様に体感していただきたいと思います。乞うご期待!

試飲会終了!

日曜日のワイン大試飲会、おかげさまで大盛況のもと終了いたしました。25種類の色とりどりのワインを、それぞれのスタイルで楽しんでいただけたようです。ずっと来られている方はもう3回目になるのでだいぶ慣れてきたみたいで。飛ばしすぎは危険ですからね・・・(笑)

そしてやってしまいました。奥義「写真撮り忘れ」・・・。これだけイベントのたびに繰り返すともはや特技といってもいいでしょう。一番にぎやかな時間の写真を撮りたかったのに・・・しかも自分ではまったく気づいておらずアルバイトで手伝ってもらった井上君に言われて17:30頃に気づく始末・・・。

そういうわけで写真を見ると閑散としてますがもっと賑やかだったんですよ!

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会場はこんな感じ


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有料試飲コーナー(300円~500円)もあります。ここでは10,000円クラスのワインを特別料金で味わっていただくことができます。ワインセラーから出してきた秘蔵のワインが毎回並ぶのです。

ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。また試飲ワインが10%OFFということもありましてたくさんお買い上げいただきました。ほんとに感謝です。

色々課題も見つかりましたので、次回(来年春予定)はさらにパワーアップいたします。ぜひまたお越しください。



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プロフィール

konitan

ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。皆様においしいワインや日本酒をお届けするため日夜奮闘中。

ワインと地酒 エスポアこにし
兵庫県姫路市飾磨区付城1-68
TEL079-237-0010/FAX079-237-1600

【ニックネーム】
masayuki

【興味のあるもの】
ワイン
日本酒
食べること
サッカー

【好きな言葉】
One for All,All for One

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