ロマネ・コンティの畑を見学した後、事件は起こった・・・
初めて見たロマネ・コンティの畑に感動し、興奮状態が冷めやらぬまま、一行はバスへ向かう。
ふと撮りためた写真データを確認しようと携帯を触ると・・・
ヌメッ???
なんかヌルヌルしている・・・なぜ?
携帯がヌルヌルなどしているはずがない!もう一回確認や!
でもやっぱりヌルヌルしている・・・
よく見ると・・・なんだか黄色い液体が・・・
なぜ・・・?
記憶を辿る・・・
あっ、そういえば・・・
ここに来る前に立ち寄ったドメーヌ・ガショ・モノで・・・卵をもらった覚えが・・・
鞄の中に入れるわけにもいかず、そういえば胸ポケットに入れた・・・
そしてさっき写真を撮った後、携帯を胸ポケットに入れたっけ・・・
・・・やってしまった・・・( ゚Д゚)
まさかのiphone生卵まみれ・・・
状態を説明しますと・・・
症状① 電源が切れない(卵が入り込んで固まったためスイッチが動かない)
症状② カメラを撮ると霞む(おそらく白身の部分が入った・・・)
症状③ 通話の際、相手方の声が聞こえない(これは帰国後気づきました)
これ症状②です
最悪です・・・。ご一緒した皆さんに心配される始末。「乾燥したらきっと大丈夫ですよ」という温かい励ましをいただきありがとうございました。何とか症状①と②は数日すると回復しましたが・・・症状③は帰国後に気づいたのですが何日たっても治らず・・・
ついに携帯を交換するハメに・・・
不幸中の幸いなのは、iphoneの保険に入っていたこと。4000円くらいで新品と交換できました。保険入っとくもんやな~( ;∀;)
皆さん、携帯と卵を一緒にしないようにお気をつけください!・・・普通はしないと思いますが・・・
2013年08月
ヴォーヌ・ロマネ村に到着
写真の奥が西になり、国道からゆっくりと奥の小高い丘に向かって傾斜がついています。その丘の部分が主に1級畑や特急畑がある場所になります。
バスを降りて歩くと、見たことのあるいい造り手の家や畑がそこら中にあります。どこも日当たりが良く、傾斜になっていて水捌けがよさそうです。
そして到着しました。ロマネ・コンティの畑。
なんといってもこの十字架が目印
来てみてわかったのは、この畑のすごさす。傾斜のつき方、太陽の当たり方、樹や土壌の手入れの具合。天気が良くて雲が流れていくのがよく見えたのですが、この畑だけがなぜかほとんど日陰にならない。気のせいかもしれませんがそう見えました。さすが「神に祝福された畑」と形容されるだけのことはあるな・・・と妙に感心してしまいました。
ようやく念願かない来れたロマネ・コンティの畑。言葉では言い表せない歴史の重みを感じる、貴重な体験でした。
ドメーヌ・ガショ・モノの続きです
クレマン・ド・ブルゴーニュや白ワインもおいしかったのですが、そのあと出してくれた赤ワインがなんといっても印象的でした。
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 1978年
なんと30年以上も前の古酒。貴重な体験でした。
その後気づいたのですが、傍にこんな空き瓶が・・・
泣く子も黙る、DRC社のエシェゾー 2006年 ロット№なんと「00000」
聞いてみると、DRCの経営者と友人で、ダミアンの誕生日プレゼントに貰ったそうです。なんと3日前に開けたとか・・・どうやら結構交流があるそうです。
自宅裏の広い庭には色々なものがありました。
ワインの空き樽でつくる船。子供さんの遊び場。
庭でとれるさくらんぼ。ちょうど収穫時期と重なっていたので採れたてをいただきました。すんごいおいしい。
鶏小屋。ちょうど生みたて卵がいくつかあったので「持っていって~」といわれ「えっ・・・まぁ、明日の朝ごはんにでもすればええかな・・・」とありがたくいただきました。しかし、この卵がこの後ある事件を引き起こすことになるとは、知る由も無かった・・・
最後は記念写真を撮り、ダミアンとはお別れです。
貴重なワイン、おいしい手料理などなど・・・本当にありがとうございました。今回の訪問で一番心に残ったワイナリーとなりました。またいつか再訪したいです。
この後はグランクリュ街道を見学に・・・
ドメーヌ・ガショ・モノでの続きです
まずはサラダ。チーズ(コンテかな?)とポーチ・ド・エッグ、厚切りベーコンを使ったサラダ。これがめっちゃ美味。ソースはバルサミコとサワークリーム(とか言ってた気がする)を使ってるとか使ってないとか。
サワークリーム
そしてメイン、ブルゴーニュ近辺の名産、シャロレー牛のローストビーフ。
なんと薪は役目を終えて引き抜かれたブドウの樹。ピノ・ノワールかシャルドネのどちらかでしょう。聞くの忘れてました・・・(^^;
このローストビーフがまたおいしいこと!薪がいいからか香ばしい風味がたまらない・・・。そしてジューシーで噛みごたえがありながらも柔らかい、今まで食べたローストビーフとは根本的に何かが違うローストビーフでした。
パンもおいしい
ガショ・モノが造るスパークリング「クレマン・ド・ブルゴーニュ」に始まり、赤ワインへ。なんとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュの1978年という貴重なものまで出してくれました。おじいさんの代から父親の代へと変わった時の、特別なヴィンテージだそうです。親子2代の合作ともいえる、思い出深いワイン。
熟成感が強いのかと思いきや・・・なんとまだまだ若い!ワイン自体の良さ・ポテンシャルと、熟成状態の良さでしょうね。生まれてから一歩も外に出ず地下セラーで寝てたんですもんね。熟成状態としてはちょっと別格の良さです。
そしてさらに山盛りチーズ!「チーズ盛り合わせ」とかではなく「山盛り」という言葉がぴったり。「これ、だれが食べれるねん」とは間違っても口に出してはいけない。フランス人はデザートを食べるようにチーズを食べるのです・・・。
ブルゴーニュの名産ウォッシュチーズ「エポワス」
「でかすぎるやろ!」とは間違えても言ってはいけない。トロットロでむちゃくちゃおいしいんですから。香り、味ともにピノ・ノワールの赤ワインと抜群の相性を発揮します。たまらんです。
まだまだ続く・・・
オーナーのダミアン・ガショ(左)。ブドウ栽培からワインの醸造までを中心となってこなします。数年前にはブルゴーニュの「優秀若手生産者賞」(だったと思います・・・(^^;)に選ばれたこともある、ホントに良心的でおいしいワインを造っています。
自宅に併設してある醸造所を見学後、地下セラーを見学しテイスティング。赤中心のテイスティングでした。「ブルゴーニュ」「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」「ニュイ・サンジョルジュ」などなど・・・どれもまっすぐな果実味をもった、ピノ・ノワールらしい香り高いワイン。うっとり~な香りです。
たらふくテイスティング(笑)した後、セラーで記念写真
そしてその後、自宅裏のテラスでお昼ご飯をいただきました。この日は奥様が所用で母国のデンマークに帰っていらっしゃいまして・・・なんとダミアン自ら料理を振舞ってくれたのです!ワイナリーで一緒に働いている男性と二人で準備をしてくれていました。本当に心のこもったおもてなしでした。
こんな感じです
続く・・・
3日目の続き・・・
ラングドック地方からコート・デュ・ローヌ地方南部へ移動。セギュレ村というところにあるドメーヌ・ジャン・ダヴィッドへ移動。このセギュレ村は少し前に「フランスで最も美しい村」に選ばれたこともある風光明媚な村です。
ところがお昼ごはんが長引いた影響で(それでもフランス人の感覚では早すぎるんでしょうが・・・)1時間ほど予定時間より遅れ・・・その上ド田舎過ぎてバスが迷うというトラブルが発生・・・。
そんなこともありながらなんとか到着。早速テイスティング開始。
この人がジャン・ダヴィッド。ハンチング帽が似合うお茶目な方です。30年以上も前から有機農法を行い、2005年からは「ル・ボー・ネ」という酸化防止剤無添加の伝説的ワインを造っている、自然派ワイン会では有名な方。でもめっちゃナチュラル!いい意味でどこにでもいるおっちゃんという雰囲気。この脱力感・・・ではなく肩の力の抜き具合が半端なくかっこいいです。
奥様のマルティーヌさんがジャンを撮影中。夫婦でお茶目。すっごく仲良しです。
そしてテイスティングの後、やはり夕食!奥様のマルティーヌさんは手料理を振舞ってくれました。どれも美味!しかし疲れからか写真を撮り忘れてしまいました・・・アウチ・・・
きれいな夕日。
この写真を撮ったのはなんと夜10時頃(笑)緯度が高いから日が暮れるのが遅いんですね。日本でいうと夕暮れが長~く続く感じ。そりゃあ、夕食に毎日2~3時間かけますよね。
楽しい夕食はいつまでも続く・・・。そしてこの日ホテルに着いたのはなんと23:30でした・・・オイ。
続く・・・
かなり空いてしまったんですが・・・ワイナリーツアーの続きです。
旅行3日目、前日と同じくラングドック地方のワイナリー、ドメーヌ・ムリニエへ。「Saint-Chinianサン・シニアン」という内陸の深い山の中にあります。
実はこのワイナリーの当主ステファン・ムリニエさんは数年前に姫路へ来てもらったことがあります。数年ぶりの再会の挨拶を済ませると早速醸造所とセラーを見学。
ホワイトボードを使って丁寧に説明してくれます
清潔で広い樽熟成庫。地下なので冷房設備が無くても年間を通して10℃~15℃だそうです。空調費はもちろんゼロ。う、羨ましい・・・。
その後醸造所に併設してあるテイスティングルームのような場所で数種類をテイスティング。
ここのワインはどれもスパイシーな風味を感じます。どのワインもシラーを多めにブレンドしているからでしょうね。しかしどれもおいしく、コストパフォーマンス抜群です。果実の風味がたっぷりで、比較的渋みを感じないので、赤ワインを飲みなれていない方にもオススメです。
醸造所前の畑を見学&記念写真。よく手入れされていてきれいです。
終わるとちょうどお昼ごはんの時間に。ステファンが近くの小さな町にあるレストランへ連れて行ってくれました。
店の奥にあるテラスで昼食。めちゃくちゃ流行っています。周りをみると平日のお昼にも関わらずみんなガンガンワインを飲む。羨ましいな、この文化・・・。
ただこの日の夜にはローヌのワイナリーに行かなけれなばいけないのに・・・注文してもなかなか出てこない・・・。おおぅ・・・。日本みたいにささっと食べて、はい終わり!、みたいな昼ご飯ではありません。
帰り際もなんだか急いで帰る僕らを見て、「え、もう帰んの?」みたいな反応のステファンでした。ホントごめんなさい・・・。次回はもっとゆったりとしたスケジュールを組みます・・・。
挨拶も早々に、この日夕方に訪問予定のドメーヌ・ジャン・ダヴィッドのあるコート・デュ・ローヌ地方へ向かいます。
それ以外は通常営業となります。
宜しくお願い致します。
- 累計:
konitan
ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。皆様においしいワインや日本酒をお届けするため日夜奮闘中。
ワインと地酒 エスポアこにし
兵庫県姫路市飾磨区付城1-68
TEL079-237-0010/FAX079-237-1600
【ニックネーム】
masayuki
【興味のあるもの】
ワイン
日本酒
食べること
サッカー
【好きな言葉】
One for All,All for One