エスポアこにし ブログ

兵庫県姫路市の酒屋「エスポアこにし」スタッフのブログ。 日本ソムリエ協会認定ソムリエ。 ワインや日本酒に囲まれ日夜奮闘中。 他では手に入らない現地買い付け直輸入ワインも取り扱い。 日々の出来事、お酒の紹介、当店主催のワイン試飲会など、楽しくお伝えしています。 【ワインとお酒 エスポアこにし】 姫路市飾磨区付城1-68/TEL079-237-0010/日曜・第3月曜定休/OPEN9:00-19:00

2010年03月

レンタルセラー

実はこんなサービスもしております。

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ワインセラーをお持ちでないお客様の大切なワインを、当店の大型ワインセラーでおいしくおいしく熟成させるサービスです。

すでに何人かのお客様にご利用いただいていて、「子供の生まれ年のワインを熟成させて20歳の成人式に一緒に開けたい」という方から「自分でワインセラーを買うより安いやん!」という理由の方まで、色んな方が利用されています。

ご存知の方が多いと思いますが、どんなワインでも寝かせればおいしくなるわけではありません。「記念の年のワインで、20年熟成させてもおいしく飲めるワイン」など、ご相談いただければ当店が世界中から探してきます。

ちなみにワインの熟成に必要な条件はご存知ですか?一般的に

・温度15度
・湿度70%
・暗くて振動のない場所

といわれています。

あまり知られていないことですが、巷で売られている数万円のワインセラー、あれは実は湿度調整機能が付いてないので、正確には「ワインクーラー」なんですよね。

当店のセラーはもちろん湿度も含め全ての条件を満たしています。ご興味ございましたら、詳細は店にパンフレットがありますので遠慮なく聞いてください。

お値段は・・・
【バラ預かり】        1本  1,155円/年
【ケース預かり(12本)】      6,930円/年

でございます。


 

姫路城とクレーン

配達で大手前通りを北に向かうと見慣れない光景が・・・

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ちょっと遠目で見えにくいかもしれませんが・・・姫路城の隣にクレーンが!なんだか違和感のある光景です。

今年、三の丸広場で花見をする方はおもしろいですよね!桜とお城とクレーンを見ながら一杯・・・ある意味レアな光景です

お花見が終わるとお城が素屋根に覆われることもあり、姫路城に観光客がすごく来ているそうですね。得意先の料理屋さんでも、お昼が観光客の予約ですごいことになっていると聞きました。

嬉しい反面、4月以降見れなくなってしまうと観光客の数がすごく減ってしまうような気がして心配です。高田の馬場のみやげもの屋さんとかはどうするんでしょうね?

龍力 蔵見学会

土曜日は網干の蔵元・龍力の蔵見学会でした。皆さん興味津々で参加されていました。

まずは五代目、本田龍祐さんより蔵やお酒、原料である米や水の説明。造り手ならではの熱い想いをしゃべっていただきました。
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そして蔵見学へ。夜の酒蔵というのもいいもんですね。
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いち地酒のメーカーとして考えるとここの精米機や麹室(こうじむろ、麹をつくる専用の部屋)は本当にすごい。原料に対する情熱、責任感、リスペクトをすごく感じます。仕事柄色んな酒蔵を見る機会がありますが、最近やっとそのすごさがわかってきました。

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その後は部屋へ戻り、6種類の試飲と会食。食事はウチの地元・英賀保の「きらく寿司」に上にぎりと巻き寿司をお願いしました。ここのお寿司はリーズナブルですごくおいしいのです。個人的には鯖寿司がおすすめで、2日目からがネタとシャリがよくなじんでさらにおいしくなっていくんですよね。

しかし肝心の、料理とお酒の写真を撮り忘れました・・・何やってんだか

楽しい2時間でした。できれば毎年恒例のイベントにしたいと思います。ご参加の皆さん、ありがとうございました!今回参加できなかった方は来年ぜひ来てくださいネ

酒蔵訪問②

翌日は広島県呉市の沖合いにある倉橋島の蔵元「華鳩(はなはと)」へ。

倉橋島へはこの高い橋(30mはあると思います)を渡ります。呉港から出航するかなり大きい船が通るのでこの高さでないと無理なんでしょうね。
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この蔵は「貴醸酒」という甘口の酒で有名な蔵。「貴醸酒」とは仕込み水に日本酒を使う日本酒。濃醇な甘口のお酒で、甘さの割にはきれいな酸味があり後口がすっきりしているのが特徴。

もともとは国賓を招いたときにフランスの甘口ワイン「ソーテルヌ」で乾杯したのを他国から「なんで日本酒でやらないんだ!」とお叱りを受けたことから国税庁(酒税を管轄)が平安時代の酒造りを元に考案したのが貴醸酒の始まりだとか。
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細い路地裏を抜けると古い村の中にひっそりと佇む蔵。榎社長で四代目とのこと。貴醸酒の一部はワインと同じようにオーク樽で熟成させるものもあるそうです。蔵人4人の小さな酒蔵ではありますが、若干38歳の藤田杜氏を中心に貴醸酒以外のお酒もすごく高品質なものを造っています。
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蔵見学後、試飲を兼ねて「割烹 戸田本店」へ。前どれの鯛づくし!刺身、焼き物、煮付け、てんぷら、鯛めし、小鉢、すべておいしかったです。もしこのあたりに旅行されるなら絶対におすすめの料理屋さん。歴史のある料理屋さんで、戦時中にはかの山本五十六・海軍総司令官がよく使っていたとか。窓の外をどでかい船が普通~に行き来しているのも、すごくおもしろいロケーションです。

帰りはポンポン船?で対岸へ。酔い覚ましにちょうどよかった(笑)
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酒もハイレベルです。早速仕入れます。今週末には入荷いたしますので、ぜひ一度お試しください!

しぼりたて 純米吟醸・生原酒・広島雄町 720ml 1628円/1800ml 3255円

酒蔵訪問

火・水と、島根と広島の酒蔵を訪問してきました。火曜日は島根県の米田酒造へ。「豊の秋」という銘柄の蔵元。

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酒の特徴はひとことで言うと「まろやか」でしょうか。お酒の旨みをそのまま残したいという米田社長の思いから、炭素濾過(炭素に成分を吸着させて濾過する方法、他にはフィルター濾過もありますが炭素濾過のほうがお酒の旨みをより残せる)を最低限に抑えているそうです。通常、できたお酒を安定させるために「濾過」という処理を行いますが、過剰な濾過は生まれたてのお酒が本来持っている色や旨みまで取ってしまいます。そこでこの蔵では本当にわずかの炭素濾過しか行わないのです。

3種を試飲させてもらいました。米田社長が「おそらく日本で一番濾過をしていない蔵(笑)」というだけあって、見事にどのお酒にもうっすらと山吹色が付いています。どれも旨みとまろやかさが共存した、いいお酒でした。

細かい温度管理などをしたくない流通ルートや売り手の都合で、過剰に濾過を行った旨みのない日本酒が多い中、こういうお酒を造っている酒蔵さんは本当にすごいと思います。

もちろん当店でも扱うことにしました↓

純米 雀と稲穂(1.8L ¥2678)
・・・「日本酒の旨みとは何か?」というのを十二分に感じさせてくれる旨口 
  の酒。旨みがあってもしつこさはなく、いい余韻を楽しめます。

3月25日頃入荷予定です。ごひいきに!

卒業記念ワイン会

日曜日はワインスクール初級コース卒業記念のワイン会でした。会場は立町の鉄板焼きフレンチ「さかもと」。シェフのおまかせコースとワインで楽しみました。

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左:蛍烏賊のガレット アスパラガスのソース
右:春人参のスープ フォアグラソテー添え

メインの「イベリコ豚のカルビと乳のみ仔牛のロースト トリュフソース」を写真撮ってない・・・一番肝心なところを撮り忘れちゃってました

旬の食材を活かした繊細で上品な料理は、シェフの人柄が表れているようで大好きな味。研究熱心で、配達に寄るとフランス語の本や料理の本が脇に置いてあったりと、すごく向上心をもって仕事をされているのが普段から伝わってきます。おいしいお料理、ホントにありがとうございました。

特に印象的だったワイン
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左:シャンパーニュ リシャール・シュルラン(¥4935)
右:ブルグイユ ”ル・グランモン” 1997 ピエール・エ・カトリーヌ・ブルトン(フランス ロワール地方 ¥3360)

シャンパンは無名な小さな生産者のもの。酸が強めですが、緻密な味わいで品もよく、この価格帯では抜群の品質。前菜・魚料理との相性は最高でした。

ブルグイユは貴重なロワール地方の当たり年1997年。無農薬有機農法を行う「自然派」の生産者。あまりの素晴らしい熟成の仕方に皆さん驚いていました。いや、想像以上の味わいに一番驚いたのはぼくだったかもしれません。けっして有名な地方・生産者ではなくても努力しだいで素晴らしいワインを造ることができる、それを再認識させてくれました。日々の仕事の中でそういう気持ちを忘れかけていた自分に反省です・・・、まだまだ勉強が足りないですね!

普段のワインスクールと違い、ワイワイと楽しい時間をすごすことができました。参加いただいた皆さん、お疲れ様でございました。7人で7本!よく飲みましたね。翌日大丈夫でした?(笑)



不毛地帯

テレビドラマはあまり見ないほうですが久々にはまりました。「華麗なる一族」も見ましたし、山崎豊子原作のドラマは見ごたえがあり好きです。高度経済成長期の実話をベースに、正義、野心、家族愛などの人間模様が壮大に描かれ、各役者の持ち味が十二分に発揮されていたように思います。

主演の唐沢寿明はいうまでもなく、脇を固める役者さんたちも素晴らしい。原田芳雄、岸部一徳、遠藤憲一、阿部サダヲなどキャスティングが抜群に良かったです。中でも竹之内豊は今まで見たことのないタイプの役柄で、イメージががらりと変わりました。

【試写コラム】唐沢寿明主演「不毛地帯」第1回-47NEWS


最近はこういった重いテーマのドラマが好きになってきました。今回のクールでは北村一輝主演の「宿命」もなかなか面白かった。

ワインの好みも変わっていきますが、ドラマや趣味などの好みが最近変わってきたな~と実感しています

ワインの不思議

昨日びっくりすることがありました。10日ほど前に空けて、ここのところバタバタしてて冷蔵庫に置いたままになっていた赤ワインを「大丈夫かな?」と思いながら飲んだんです。なんとめちゃおいしくなってるんです!

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レ・リール カベルネソーヴィニヨン 2007
(フランス ラングドック地方 ¥1300)

まだ若いワインによくある現象で、ほどよく空気に触れさせてあげることで、カドが取れ味わいがまろやかになりおいしくなることがあります。熱処理を一切しない生のお酒であるワインだからこそ起こる現象。グラスに入れて時間がたつにつれ、どんどんおいしくなるワインがありますが、あれも原理は同じです。

ちなみに同じ理屈で、若いワインをおいしく飲むために使うことがあるのが「デキャンタ」です。底が広くなっていて、ボトルに比べるとワインが何倍も空気に触れるので、あっという間にワインが開いてくれるというわけです。

しかしいくら「バキュバン」(ボトルの中の空気を真空にするポンプと栓のセット)を使って冷蔵庫に入れていたとはいえ・・・驚きでした

これがバキュバンです
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ポンプ+栓2ヶ ¥1050

めっちゃ使えます!

ワインスクール

昨日はワインスクール初級コースの最後の講座でした。1年間通っていただいた皆さん、本当におつかれさまでした。皆さんと楽しい時間を過ごすことができて本当に良かったです。来週末は姫路駅近くのお店で卒業記念のワイン会!どのワインにしようかワクワクしながら考えております(笑)

昨日の試飲ワインP3070027








ほんとは4本だったんですが・・・、前日にとあるレストランで左端の2本をワイン会で使っていただき、「少し残ったのでワインスクールで使ってください」とのソムリエさんのありがたいお言葉に甘え、少しずつですがテイスティングさせていただきました。

①シャトー・メルシャン カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロ 2003 ¥6300
②シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロ シグナチャー 1999 ¥18900

ともに日本を代表する赤ワイン。特に良作年にしか造られない②はヨーロッパのワインコンクールで、10万円以上はするフランス・ボルドーの「シャトー・ペトリュス」と1位を最後まで争ったという伝説的なワインで、1999年はまさにそのヴィンテージ。

開けてから約1日、しかも空気と触れた状態で保存してあったので少し酸化していましたが、そのポテンシャルと複雑な味わいはしっかりと感じ取れました。

日本という決してワイン造りに向くとはいえない土地や気候のなか、いいワインを造ろうという生産者の熱い情熱を感じることができるワインです。「おいしい日本のワインを飲んだことがない」という方は、ぜひ一度!びっくりされると思います

ナカタ

先週末、姫路の日本酒蔵「龍力」さんからびっくりニュースが飛び込んできました!なんと元プロサッカー選手の中田英寿さんが蔵見学に来られたそうなんです!

中田さんといえば、歴代日本人で最も海外で活躍したサッカー選手としてあまりにも有名。イタリアやイングランドのチームで活躍、日本代表選手としてもオリンピックやワールドカップでの活躍は記憶に新しいところです。私自身学生時代にサッカーをしていたので、世代は少し中田さんのほうが上ですが、超がつくほどの憧れの選手でした。


2006年の引退後は世界中を旅して回り、現在は様々な活動の中で「Revalue Nippon=リバリュー・ニッポン」という日本の伝統や文化を見直そうとういう活動もしておられます。

それで全国の数ある酒蔵の中から気になる酒蔵を回っているそうで、姫路の龍力さんに来られたというわけ。

じっくりと酒蔵見学をした後は何種類かの試飲もされたそうです。蔵元さんに聞くと中田さんが気に入ったお酒はこのあたりだったそうです↓

大吟醸 米のささやき・生(720ml ¥3360)
純米しぼりたて生 山田穂(720ml ¥1890/1800ml ¥3675)
純米しぼりたて生 神力(720ml ¥1575/1800ml ¥3150)
純米大吟醸 秋津(720ml ¥15750/1800ml ¥31500 これはちょいと高いですが

香りのあるフルーティなタイプがお好き?なようです

すべて当店で扱っています。中田さんが気に入った日本酒、ぜひ一度飲んでみてください。
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プロフィール

konitan

ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。皆様においしいワインや日本酒をお届けするため日夜奮闘中。

ワインと地酒 エスポアこにし
兵庫県姫路市飾磨区付城1-68
TEL079-237-0010/FAX079-237-1600

【ニックネーム】
masayuki

【興味のあるもの】
ワイン
日本酒
食べること
サッカー

【好きな言葉】
One for All,All for One

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