先日のワイン試飲会で物議を醸したのがこのワイン

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「ボワ・チュ」 2009 パスカル・シモニュッティ
(フランス ロワール地方 ¥2,900)

ボワ・チュとはフランス語で「飲んだら死ぬ」の意味。フランスのタバコには「フュメ・チュ=吸ったら死ぬ」と直接的に書いてあることからそれを皮肉ってこのラベルにしたそうです。これですね↓

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造り手、パスカル・シモニュッティはまだ30代。元は料理人を志していたそうですが、ワインの面白さにはまり、自分の好きなワインをつくっているワイナリー(当店でも扱いのあるアルザスのジェラール・シュレールなど)で修行を積み、とうとう自分で畑を買ってワイン造りを始めました。

彼のワインの方向性は「ナチュラル・ワイン」。フランス語で「ヴァン・ナチュール=自然派ワイン」といいます。ヴァン・ナチュールとは

①有機農法でぶどうを栽培する
②ワイン醸造はぶどう本来の良さや味わいを引き出す
③醸造時や瓶詰め時に添加する酸化防止剤を全く、もしくはほとんど使わない

こういったワインのことをいいます。彼のワインもまさにそれで、ガメイという葡萄品種のもつフルーティさに加え、ヴァン・ナチュールのワイン独特のすーっと体になじむ柔らかさ、まろやかさ、それでいて複雑さを持ち合わせています。

ただ抜栓仕立ては少し土っぽい香りがあるので、第一印象ですごく好みがわかれます。空気に触れて時間がたってくると本来持っている良さが徐々に出てくるんですけどね。

ぼくは大好きです。実はこないだ抜栓して2週間たった(バキュバンという道具で栓をして、冷蔵庫に入れていました。ちょっとバタバタしてて飲めずに置いていました)このボワ・チュを飲んだのですが、なんと・・・

最高においしかったんです!!

明らかに抜栓仕立てよりもおいしい。しかも土っぽい香りも完全に消えてスミレやイチゴの香りがすごい。味も内心へたってるかなー、なんて思ってましたが全く。すごく力強くいきいきとした赤い果実の味わいでした。意図してたわけじゃありませんが改めて自然派ワインのすごさを実感しました。

この人です。一度ワイナリーにお邪魔しました。
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パンク・ロックが大好きなファンキーな兄ちゃんです。他のワインのラベルにはセックス・ピストルズのCDジャケットをパクってたりとホントに面白い。

NO PUNK NO WINE!

そんな感じのワインです。