昨日はワインスクールの日でした。初級&中級コースのダブルヘッダーです。初級コースは写真を撮り忘れちゃいました・・・

中級コースの試飲ワイン101107_1814~01







テーマはアメリカのワイン。ヨーロッパのワインに比べるとフルーティなニュアンスが強く、若いワインでも飲みやすい。その反面「深み、コクに欠ける」という意見が多かったです。

アメリカはワイン造りにおいてもとても合理的。ワイン法もフランスなどに比べれば非常に緩く、表示されているブドウ品種や収穫年以外のぶどうも、割合は決まっていますがブレンドしてもよかったりします。

特に濃厚な赤ワインは飲み頃がくるまで何年もかかるが普通なのですが、アメリカワインの場合は色々な技術を駆使して濃厚な赤ワインでもすぐ飲めるような味わいに仕上げることが多い。

ですから味わいはわかりやすいフルーティさで、初心者の方には入りやすい味わいだと思います。しかし無理やり若くておいしい味に仕上げているため、ワインにもよりますが長期間の熟成にはちょっと向かないものが多いようです。

1998年のピノ・ノワールを試飲して、フランスのピノ・ノワールとは熟成の方向が違うような感じがしました。フルーツ感、甘みはまだまだ残っているのですが、やはり複雑感に欠けます。

何だか人間の成長(熟成?)にも通じるものがありますね。自分自身はゆっくりでもいいので深みのある熟成をしていくフランスワインのように成長していきたいです。何十年かかるかやら・・・(笑)

今日の一番人気はこれでした
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ケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーヴ 2006
(カリフォルニア ¥3675)

干しブドウやカシスのような濃厚な果実の味わい。それでいて柔らかくて飲みやすい。上品さもあり。「赤ワインが渋くて苦手」という方でもこれならおいしいと感じてもらえると思います。