桜が満開できれいですね。最近仕事前にちょくちょく近所の公園を散歩してるのですが、今日当たりから少しづつ散り始めてるようで、風に吹かれて花びらが舞う様子が楽しめました。と同時に「もう桜も終わりか~」なんて切ない気持ちにもなります。普段他の花や植物を見てもそれほど気にもとめませんが、なんだか桜だけは特別ですよね?

桜にちなんだこんなワインあります
CA3B0152









ウインダウリ ”サクラ” シラーズ
(赤ワイン オーストラリア ¥3360)

ラベルの桜には知られざるエピソードがあります。

第二次世界大戦時、オーストラリアのカウラという小さな町に日本人捕虜の収容所がありました。そこでは捕虜とはいっても条約に基づききちんとした生活を送れていたらしいのですが、日本人捕虜たちはそれをよしとせずに大脱走を図り、数百人もが命を落とす事件があったのです。

そして命を落とした日本人捕虜たちを弔うために、地元の人々はこの地を流れる川の両岸にたくさんの桜を植えました。

そのカウラにあるワイナリーで造るのがこの赤ワイン。何年か前にある試飲会で見つけました。当初はその品質の高さに目を留めたのですが、印象的な桜のラベルには実はこんなストーリーがあったというわけです。

そういえば1年半ほど前にテレビドラマ化されていました。
「あの日ぼくらの命はトイレットペーパーよりも軽かった」http://www.ntv.co.jp/cowra/

「オーストラリアといえばシラーズ(南フランス原産のブドウ品種)」ともいわれるくらいに2つの相性は良く、シラーズ種の甘みを感じるほどの強い果実味がけっして嫌味にならずバランスよく上品に仕上げてあります。

「今年は花見できんかったな~」という方はぜひこれでお花見気分を味わってみてください。ぼくもなんですけどね・・・